マインクラフトカップ全国大会で得た「自信」と「気づき」
Q.NESTONに通い始めたのはいつですか?
幼稚園の頃にお兄ちゃんと一緒に英語のアフタースクールに通っていましたが英語はなんとなく好きになれなくて辞めてしまいました。でもレゴが好きだったこともあって1年生からNESTON Kids STEAM Schoolに通っています。
Q.NESTON Kids STEAM Schoolではどんなことをやっていますか?
元々レゴが好きだったので、レゴエデュケーション*を使ったプログラミングから始めました。モーターを動かすプログラムを作って、自分が作ったレゴのロボットを動かすのはとても面白かったです。スクラッチのプログラミングやOSMOをやった後、マインクラフトに夢中になりました。レゴに比べてマインクラフトはより大きな世界を作ることが可能なんです。今はメイクコード*やレッドストーン回路を使いながら自分で考えたまちづくりをしています。
*レゴエデュケーション
レゴ社が開発した、レゴとプログラミングを組み合わせてロボットを作ったり、遊びを通じてSTEAM学習に取り組める教材。NESTONでは開講以来副教材として取り入れている。
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*メイクコード(make & code)
無料でコーディングが学べる、Microsoftのオンラインのプラットフォーム。これを利用して誰でもゲームの構築やデバイスのコーディング、Minecraft の改造を行うことができる。
Q.マインクラフトの魅力はどんなところ?
家でやるSwitchのマインクラフトは完全にゲームなんだけど、NESTONでは教育版を使っています。教育版はいくつかの機能が追加されていて、メイクコードを使ってプログラミングができるようになっています。マインクラフトの中にエージェントというロボットがいて、そのロボットにプログラミングを使って命令することで、建物を自動的に作ったり、山を整地したりして作業を効率的に進めることが可能になります。
Minecraft: Education Edition(教育版マインクラフト)
ものづくりゲームの一種であるMinecraft (マインクラフト・略称「マイクラ」)を、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使えるようにした教育向けエディション。スウェーデンのMojang(モージャン)が開発したものを、アメリカのマイクロソフト社が買収した。
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Q.マインクラフトカップに出場したと聞きましたが?
はい、先生たちに紹介されて興味を持ち、昨年初めて参加しました。「誰もが元気に安心して暮らせる持続可能な社会〜クリーンエネルギーで住み続けられるまち〜」という課題に対して、「二酸化炭素がバランス良い世界」という作品を作って応募しました。二酸化炭素は温暖化の原因だと悪者のように言われているけど、無くなってしまうと植物が育たなくなり食糧不足になってしまう。大事なのはバランスなんだと知りました。バランスを保つために二酸化炭素を固形化して保存しておくというアイデアが思いつきました。このアイデアが審査員の方にも評価され、初チャレンジながら全国大会ジュニア部門で特別賞を獲得することができました。
大会に出るまではプレゼンテーションの準備も大変だし、緊張するし、逃げ出したくなることもありましたが、実際に大勢の前で発表して、こうやって賞をいただくことができると、とても誇らしい気持ちになりました。
一方で最優秀賞作品と比べるとまだまだ自分の作品には足りないことがあることもわかりました。優秀な作品はメイクコードをたくさん使っていました。今年はメイクコードにも力を入れて作品を作って応募しました。プログラムの部分は昨年より大きく進歩した作品が作れたと思います。
*マインクラフトカップとは
2024年で開催6年目となるMinecraft唯一公認の作品コンテストであり、「教育版マインクラフト」でつくられた作品を全国から募集し、内容を競い合う大会。NESTONでは3年前から取り組み毎年四国大会進出者を輩出、昨年は初めて全国大会の出場者を輩出した。
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Q.NESTONで学んだことが役に立ったと思った時がありましたか?
前回はSDGsがテーマだったので、NESTONの先生にサポートしてもらいながら、インターネットを使って詳しく調べました。そこで得た知識が学校の理科の授業でも役に立ちました。授業とマインクラフトカップが繋がったことで、より深く学ぶことができた気がします。
他にも試行錯誤することでアイデアが深まっていくということにも気づきました。二酸化炭素を固形化するアイデアも、世界を作りながら閃いたアイデアでした。
NESTON Kids STEAM Schoolではプログラミングを教えてくれるだけでなく、調べごとをするためのヒントや、プレゼンテーションシートの作り方もサポートしてくれました。
Q.プログラミングにおいて今後取り組みたいことはなんですか?
マインクラフトカップに出たからこそプログラミングの力がまだ足りないことに気づくことができました。変数についてはだいたい理解することができたけど、乱数はまだ理解できていません。最優秀作品に負けないような作品を作るためにはもっともっとプログラミングを勉強しなければ!
Q.将来の夢を教えてください。
今の僕の生活の半分はマインクラフトが占めています!マインクラフトカップで出会ったタツナミリュウイチさんの職業がプロマインクラフターって聞いて楽しそうだなと思いましたが今はプログラミングへの興味が高まっているので、その力をもっと伸ばして将来はプログラマーを目指してみたいです。